9月10日の午前中、青空が広がる中を謙信公のお膝元である春日小学校4年生が「総合的な学習」で倶楽部と一緒に師弟の路を歩きました。

埋蔵文化財センターの謙信公銅像前で志賀理事長が古道「師弟の路」の概要を簡単に説明しました。
その後、クラス毎に倶楽部のガイドの先導で監物堀に沿って総構を歩いてきのこ園前の南門跡へ。


いよいよ明正寺山の師弟の路へ...。

坂を登りかつて謙信公の禅学の師である林泉寺七世住職益翁宗謙禅師の隠居寺の妙照寺跡地に出るとそこには大きな井戸があります。

井戸を覗いてから更に坂を登り謙信公の時代の偉い人のお墓と推定される苔むした石に出会いました。

全体像が想像できないことや現代のお墓と形状が異なっていることから子どもたちには信じられないようでした。

明正寺山には3つのお寺があったことや謙信公が林泉寺で修行していたことなどについて説明を受けながら更に師弟の路を進み、山の上からは火打山や焼山、春日山城本丸を眺めました。

そして下リの道(堀切)では倶楽部員が事前に設置したロープをしっかりと握りながら白山口城道との合流点へと向かいます。

思ったよりアップダウンが大きかったこともありだいぶ疲れた様子ではありましたが、謙信公と同じ路を歩き同じ景色を見たことを喜んでいる子どもたちもいたようです。

その後も舗装道路ではなく古道を通って謙信公銅像前まで登ったあとは孫市山脇からそば畑を経由して埋蔵文化財センターへ。

散策後に何人かの代表が感想を述べてくれましたが、代表だけでなく代表以外の子どもたちからも「知らないことがたくさんあった」「また来たい」「(整備のために)土を運びたい」などという嬉しい言葉を聞くことができました。

今回は倶楽部員13名が参加しました。
事前準備、整備状況や成果などサポート体制を確認できたので子どもたちだけではなく参加した倶楽部員にとっても貴重な体験となりました。


